遠くあの空の向こうに

目次


登場人物紹介 他、設定集


注意!
ネタバレを含みます。第一章三話くらいまでお読みになったかた向けです。









(主な登場人物)


 ゴドー     元傭兵のリュート国将軍。現王の厄介者。28歳
         翡翠色の瞳、くすんだ金髪

 ギリアム    「先王の相談役」ゼオルの次男。博識の変わり者。21歳
         群青の瞳、黒髪。美貌の持ち主




(その他の登場人物)物語の進行で、説明が変わります。主な〜の方への移動もあり。


(王都)

 ゼオル     「先王の相談役」にして大商人。55歳

 レサルド    ゼオルの長男。足を患っている。23歳

 ハンセ     ゼオルの家・古参の家令。ゼオルより年上。

 リンジー    数少ないゴドーの部下。27歳だがえらく童顔。

 ハウレギ    リュート国エルドール王朝第八代国王、ハウレギ=カナトア=リュート
          享楽と奢侈を好む、自己中心的な性格。好色家。

 ドルトーネ   謎の多い人物。ハウレギの側に付き従っているが…。  



(センシア州)

 ミルレット   売れっ子の役者にしてセンシア州候。あんな言葉遣いですが、性別も外見も男。

 フアナ     縁あってゴドーに助けられた娘。直情型。



(レド州)

 イヴァート   自称天才魔法使い。能天気で面倒なことが苦手。


(キハン州)

 セト老     キハン州候。ジリオンの祖父。

 ジリオン    政略のために王の妃に望まれた姫。18歳
          ギリアムとレサルドの異母妹。

 アスト     キハンを根城にする若い盗賊。大層な女好きらしい。



(用語集)特殊な造語はなるべく作りません。が、どうしても必要なときだけ。


 州候      王都以外の州(州は五つ)を治める貴族。

 使い鳥     この国の主な伝達手段のひとつ。文字通り鳥を使う。
          王家は鷹、一般は鳩など。変わった所では鴉。





もっとリュート国!


以下はもっとこの国を知ってやろうじゃないか、という方向けです。
管理人の覚書も兼ねているので、雑多で読みづらいかもしれません。
たまに増えます。
基本読まなくてもOKなように、物語を進めてゆきます。


隣の砂漠(嘆きの砂漠)について

昔はコーデリアという大国であったが、一夜にして滅び砂漠になった。どうしてそうなったかははっきりと分かっていないが、一般には当時の王が神の怒りに触れ、原因たる王妃が罰をうけて一人生き残ったと言われている。魔界の怪物が住まい、入って生還できた者はいない。(傭兵時代のゴドーがゼオルをつれてやってのけた)
廃墟と化したコーデリアの城に永遠の命を持つ『嘆きの女王』ことジリオン・シアが住まうという。


この世界の通信伝達手段

通信のために訓練された鳥を使うことが多い。勿論、人力もあり。高位の魔法使いは別の手段もあるらしい。



リュートの情勢

ハウレギの度重なる増税、散財により、地方はかなり困窮。盗賊が出始めている。



はやりもの

王族貴族を筆頭に、庶民もかなりの演劇好き。大きな都市には劇場が多数。最近の流行りは恋愛もの
厳しい現実からの逃避から、より非現実的、ハッピーエンドが好まれる傾向。



州について(州を統治するものを『州候』とよびます)

それぞれの州は王から貸与されている、という形を取っている。そこにあるもの全ては王のもので、税の分配率は国・州で6対4。国境に位置するキハン州のみ、国境を守る任務のみを担う王直属の国境警備軍がいる。州候たちは、独自に治安を維持する目的で私兵を組織している。
州候は概ね世襲制。政変などで王朝が変わる時に、変わることがある。変わらない時もある。


王都と五州
王都のみ、王の直轄領。王都は国境に面していて、国境の向こうは広大な砂漠。

マリョーリャ   王都の隣。代々王族が治める。
リジルレム    センシアと湖を挟んで隣。漁業、農業が盛ん。
センシア     タイタニア湖畔に位置する。『享楽の都』を有する。
レド       キハンの隣。薬草の栽培が盛ん。魔法使いの集落・カンピアがある。
キハン      隣国・カルハナ国境の州。金属の産地で炭鉱が多い。


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